特徴をもとにブラック施設か判断しよう

初めて介護職に転職した人の中には、自分が働いている施設がブラック施設かどうか気になる人も少なくありません。そこが初めての職場であるなら、ブラック施設であると断定するのは難しいと感じている人も多いでしょう。そこでブラック施設の特徴を紹介します。

ブラック施設の特徴の1つとして、従業員からの挨拶や笑顔がないことが挙げられます。そのような施設は、夜勤が多かったり休日が少ないという特徴も持っており、従業員に余裕がなく人間関係がギスギスしてしまっていることが多いです。
法律で認められていない医療行為を強要される場合も、ブラック施設である可能性が高いです。介護職の人が認められていない医療行為としては、インスリン注射や血糖測定などが挙げられます。
施設の利用者からのハラスメントが多いということも、ブラック施設の特徴の1つです。利用者から性的な冗談を投げかけられたり、暴力を振るわれたりするだけでなく、食事にしつこく誘われることもハラスメントに当てはまります。これらのハラスメントについて、施設に訴えても改善されない場合は、従業員を守ることができないブラック施設に当てはまる可能性が高いです。

また一般的にブラック企業に見られる特徴は、ブラック施設にも見られます。サービス残業が頻繁に発生したり、有給休暇が取得できなかったりすることは、ブラック介護施設では起こりえます。
有給休暇の取得は拒否することができないため、休むことを拒否されたり、出勤の強要が多いということもブラック施設の特徴です。それらによって、精神的あるいは肉体的に苦痛を感じている場合は、転職することが望ましいです。